データセンターを移設する#1
移設していろいろ増強する
お客様のコンテンツを運用しているネットワーク。
何かで紹介されるとアクセスがスパイクして、処理能力が不足気味です。
今のデータセンター(iDC)へ移設した頃は、余力十分だったのですが、4年でリクエスト数が3.5倍以上になっていて、ちょこちょこ増設しても追いつかなくなりました。
対応を検討しましたが、ラック内に空きがなく、サーバー機の入れ替え程度では、効果も薄いので、違うiDCへ移転して、回線、ラック、ハードウェアを増設する事になりました。
なぜ移設なのか
電源に増設限度(ラックあたり6kVA)があって、あまり詰め込めないから。
当時(2012年)としては、標準的な容量でしたが、電源容量の多いiDCに移転して、もろもろ増強する事になります。
増設するサーバーの選定
予算の許す限りの冗長化を施しているけれど、ハードウェア障害が発生した場合は、データセンターへすっ飛んでいって交換対応したい。
当日オンサイト2時間だと間に合わないの。
ネットワーク構成の検討は終わっているので、新ラックに収める筐体を選定して、消費電力を測定する。
要件は以下の通り。
- 半完成品(ベアボーン)でもよい。
- 保守用部材を容易に調達出来る。
- PCI Express M.2 スロットがあるとうれしい。
- IP KVMほしいなぁ。
メーカー製サーバー
現行機は、HPや、DELL製サーバーをベアボーン代わりにしたサーバーで運用していますが、最近とってもお高い。
けれど、iLO4、iDRAC8へオプションを付加すれば、IP KVMも使用可。
予算内に収まるなら、メーカー製サーバーを使いたいなぁ。
見積を依頼中。
サーバーベアボーン
Intel、ASUSなどのメーカーから、シャシーや、ベアボーンが出ていて、ASUSは、オプションモジュールを購入すると、IP KVMが使用出来るようになる。
まとめて買えば、かなり安く出来るとの事。
SuperMicroは、RAID周りで痛い目に遭った*1ので、今回は見送る事に。
信頼性が高いと耳にするのにね。
*1:何台か、チップだけお亡くなりになった。