海外代理店経由でコードサイニング証明書を取得する#1
MS Authenticode対応 コードサイニング証明書
VisualStudio2015で作成したプログラムの納品で使用するために、コードサイニング証明書を取得しました。
自己署名の実行ファイル(exe)をClickOnceで配布すると、SmartScreen警告が表示されるので、そちらを回避するのが目的です。
EV対応と非対応
Microsoftのダッシュボードは使用しないのと、レピュテーションが確立するまで待てるので、廉価なEV非対応証明書を取得します。
証明書の取得先
国内の代理店は手間が少ない分、費用がかさむので、認証局への直接申し込みと、海外代理店経由を検討しました。
StartCom
いつの間にか、WoSignの傘下に入っていて、よくわからない状況なので、候補から除外しました。
Thawte
そーとと読むらしい。
うーん。直接も、代理店も高め。
COMODO
廉価なSSL証明書を提供する認証局という印象で、RapidSSLが出てくるまでお世話になっていました。
コードサイニング証明書もなんと$83!であったので、代理店のcheapSSLで取得する事にしました。
取得準備(DUNS Number)
審査過程で、DUNS Numberが使用されるため、
で番号を照会します。
早ければ当日中に東京商工リサーチから、日本語の登録内容(DUNS Number、社名、住所)がメールで通知されます。
今回は、COMODOで使用される英文での登録内容を確認したいので、届いたメールに以下の一文を添え返信します。
-------
例)
英文での登録内容をお知らせいただけると助かります。
・社名
・住所
・電話番号
-------
こちらも早ければ、当日中に返信があります。
登録内容に誤りがある場合は、
で修正*1できるそうです。
登録されていない場合は、AppleのWebサイト経由で登録(無償)*2出来るので、そちらから登録します。
つづく
データセンターを移設する#1
移設していろいろ増強する
お客様のコンテンツを運用しているネットワーク。
何かで紹介されるとアクセスがスパイクして、処理能力が不足気味です。
今のデータセンター(iDC)へ移設した頃は、余力十分だったのですが、4年でリクエスト数が3.5倍以上になっていて、ちょこちょこ増設しても追いつかなくなりました。
対応を検討しましたが、ラック内に空きがなく、サーバー機の入れ替え程度では、効果も薄いので、違うiDCへ移転して、回線、ラック、ハードウェアを増設する事になりました。
なぜ移設なのか
電源に増設限度(ラックあたり6kVA)があって、あまり詰め込めないから。
当時(2012年)としては、標準的な容量でしたが、電源容量の多いiDCに移転して、もろもろ増強する事になります。
増設するサーバーの選定
予算の許す限りの冗長化を施しているけれど、ハードウェア障害が発生した場合は、データセンターへすっ飛んでいって交換対応したい。
当日オンサイト2時間だと間に合わないの。
ネットワーク構成の検討は終わっているので、新ラックに収める筐体を選定して、消費電力を測定する。
要件は以下の通り。
- 半完成品(ベアボーン)でもよい。
- 保守用部材を容易に調達出来る。
- PCI Express M.2 スロットがあるとうれしい。
- IP KVMほしいなぁ。
メーカー製サーバー
現行機は、HPや、DELL製サーバーをベアボーン代わりにしたサーバーで運用していますが、最近とってもお高い。
けれど、iLO4、iDRAC8へオプションを付加すれば、IP KVMも使用可。
予算内に収まるなら、メーカー製サーバーを使いたいなぁ。
見積を依頼中。
サーバーベアボーン
Intel、ASUSなどのメーカーから、シャシーや、ベアボーンが出ていて、ASUSは、オプションモジュールを購入すると、IP KVMが使用出来るようになる。
まとめて買えば、かなり安く出来るとの事。
SuperMicroは、RAID周りで痛い目に遭った*1ので、今回は見送る事に。
信頼性が高いと耳にするのにね。
*1:何台か、チップだけお亡くなりになった。